2018年私の音楽シーン(2)
年が明けてもう1ヶ月が経とうとしてるのに、2018年私の音楽シーン(1)をやったくせに(2)はまだか。
怠惰で真面目な1ヶ月ぶりの投稿を。
『Mellow Waves』
Cornelius(AL 2017/6/27)
2018年、新たに好きになった人。Cornelius。存在は知っていたけど、大人になった今だから良さが分かるようになったんだとも思う。
少ない言葉、研ぎ澄まされた音。
10月の頭にオリックス劇場に見に行った。今までに見たことないライブだった。ライブというよりコンサートに近い。まさに芸術をみているような感覚。
未知のものに出会えた多幸感がすごかった。
「Pop Virus」
星野源(AL「POP VIRUS」2018/12/19)
星野源。すげえって。
再確認というかそれ以上、みくびってたんだな。
ceroのアルバムを2018年ベストと言ったけれど、このアルバムが出て凄い勢いで迫っていった。
最初のイントロ、弾き語り的に始まってて、そこからシンセの歪みのような音が追いかけてくる。
音の中で揺れるあの感じを歌う。最高だな。こんな曲が聴きたかった。
アルバムとしてももちろん素晴らしいけど、この一曲目だけにお金を払ってもいいくらいだった。
『Eclectic』
小沢健二(AL 2002/2/27)
2002年リリース。
洋邦問わず、こんなお洒落なアルバム聴いたことなかった。
同じオザケンでもまったく違う。
声の重なり、重層的な。濃厚で濃密な音たち。
心地よい。こんな音楽があるんだ。
「Nuits Sonores」
Floating Points(EP 2014)
本格的に意識的にダンスミュージックを聴くようになってきた。彼の曲がもっぱらだけど。
心地よいリズムと波の動きに任せる音楽。気づけば大きな波になっていてブレイクが来る感じ。
この、音の波形をなぞる遊びを誰かと共有できる日が来るのだろうか。とりあえず、まだ自分だけ。
好きなものが固まってきて、良いことだけれど、どこかマンネリを感じていた2018年のはじめ。まさかこんな音楽を開拓できるとは。
ストリーミングを利用し始めたことで、新しい音楽への障壁は低くなり、過去の音楽へのタイムトラベルも可能になった。
逆に現代の音楽に疎くなったし、それは私だけじゃなく世界一帯がそうだと思う。
あとは、驚くほど低くなりすぎた音楽との距離に戸惑ったり。
待つ聴き方はもう古い。
どこにでも音を取りに行ける。
けれど気を抜くとすぐ受け身に成り下がってしまう世の中。
2019年も、音楽がんばろ。