montanayutaの日記

人を動かす言葉を書きたくて。鍛錬したい。

26日目

5月20日(水)

 

「エッセイスト」っていう肩書きあるじゃないですか。

 

でもなかなか「エッセイスト」単独の肩書きの方っていないと思って。大抵「小説家でありエッセイストの」とか「〇〇評論家でエッセイストの」とか、はたまた「エッセイスト。〇〇ブランドのプロデューサーとしても活躍」とか。

きっとなにか秀でたものがあり、そこで活躍している人が実は面白い文章も書くぞ、ってことになって雑誌のコラムにエッセイを書くことになる形が多いんでしょう。

だから私の理想(妄想の中での)のコースは、なんらかで注目されてひと山あってから、エッセイストとして落ち着くという人生。

最近ラジオで知ったしまおまほさんの肩書は、「イラストレーターでエッセイスト」。それでラジオの準レギュラー的ポジションでコーナーやっている。めっちゃ最高じゃん。

 

エッセイって、小説や詩歌よりも作品性は薄いし、ニュース記事や評論文のように実用性も少ない。どちらかというと私的な文章になりがちで、日記やひとり言との境界は曖昧。けれども反対に言えば、エッセイとは全ての要素を併せ持ち絶妙なバランスで立っている。

平行棒の上でにこにこしながら片足で立っているイメージ。肝心なのはにこにこしてるってこと。すっごいフランクなのに文章としての流れがめちゃめちゃ綺麗で。ときにお茶目。で刺激的。そんなエッセイはとても素敵。

実際に書こうとするのはなかなか難しい。「書こう」とすればするほど出てこない。しょうもない文の寄せ集めにしかならない。ふっと頭の中では滑るように展開していく気がするのに。文字に起こしていくと、驚くほどつまらなくて。言葉のチョイス、文字のチョイス、もちろん内容、構成力。エッセイストには頭が下がる思いです。

 

「エッセイスト。またゲストハウスを併設したセレクトショップのオーナーも務める。」とか、憧れるわあ。

 

♫「ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER」杉山清貴&オメガトライブ